気分転換
仕事の事を忘れる一時は、大切だと思います。
御風呂に入ったり、ゲ-ムに熱中したり、愛犬と戯れたり、
パチンコや競馬に夢中になられている人も多いと思います。
最近の注目は、一人カラオケです。
カラオケは、立って全身で歌えば消費カロリーも高く、
ダイエット効果もあるそうです。
一人カラオケのお店も増えて来ているので、是非一度行ってみてください。
Monthly Archives: 5月 2014
カレーライス
コスモひろば 12号より
コスモひろば 12号より
介護福祉士国家試験 実技試験問題の考え方
問題の整理
1. 「利用者」について
(1) 遠藤ミツさん(80歳)
(2)「2ヵ月前」に視力を失った(モデルはアイマスクを着用している)
(3)生活全般に「一部介助」が必要
(4)身だしなみを気にしている
(5)食堂まで歩行介助で移動し、スプーンを持つまでの介助をする
(6)「はい」または「うなずく」だけ
2.「介護内容」について
(1) 居室のいすに座っている遠藤さんの身だしなみを整える。
(2) 視力を失っている遠藤さんを居室から食堂まで歩行介助する。
(3) 食堂の食卓のいすに座ってもらう。
(4) 食事の説明をして、スプーンを手渡す。
3.「試験環境について」(試験問題には、表記されていない内容)
(1) 試験には「身だしなみを気にしている」とだけ表記しているが、モデルの上着のボタンが段違いになっていた。
(2) 居室、食事のいすは、背もたれはあるが肘かけはなかった。
(3) 食卓においてある料理は「カレーライス」「サラダ」「水」で、スプーンの他に「箸」もあった。
4.試験時間について
5分以内
ポイント解説
1.出題基準の点から
(1) 安全・安楽
・ 歩行介助の際、転倒・強打などの危険を伴う行為はなかったか。
・ 食卓のいすに座る際、転倒・強打などの危険を伴う行為はなかったか。
(2) 自立支援
・ 上着を整える、歩行介助、いすに座る、食事の準備の際に、利用者の残存機能を活用する介護を行うことができたか。
(3) 個人の尊厳
・ 言葉遣いは適切であったか。
・ 「遠藤さん」と名前で呼ぶことができたか。
・ 声かけの際は、目線を揃えて話しかけたか。
(4) 事前の説明と同意
・ 「上着を整える」「食堂への移動」「いすに座る」「食事の準備」の際などに、介助内容を事前に説明し同意を得たか。
(5) 自己決定
・ 各介護場面で、自己決定を促す声かけができたか。
(6) 健康状態の把握
・ 「介護開始前」「歩行介助前後」などに「気分は悪くないですか」「大丈夫ですか」など、体調に配慮する声かけができたか。
2.「介護内容」の点から
(1) 身だしなみを整える
・ 現在の状況を把握し、残存機能を活用しながら一部介助で実施できたか。
(2) 視覚障害者の歩行介助
・ いすからの立ち上がりを適切の介助できたか。(座位→立位)
・ 食堂までの歩行介助を適切に実施できたか。 (歩行介助)
★通常の視覚障害者の歩行介助では、利用者の半歩前に立ち、後方から介護者の肘の上を握ってもらい歩行誘導するのが一般的です。しかし、今回の遠藤さんは80歳で、「2ヵ月前(最近になってという意味)」に視力を失ったという設定ですので、一般的な方法にこだわらないでよいと思われます。
モデルさんに説明し、安全・安楽に移動できたらどのような誘導でも大丈夫だと思います。
(3) 食卓のいすに腰かける
・ 食卓の説明をし、テーブルやいすに触ってもらうなど残存機能を活用しながら一部介助で実施できたか。(立位→座位)
(4) テーブルオリエンテーション
・ カレーライス、サラダ、水などの位置をわかりやすく説明できたか。(食前の介助)
・ スプーンを手渡したか。
3・制限時間について
「5分間以内」に課題を終了することができたか。
合格基準
コミュニケーションに時間を要する設問でしたので、声かけに時間を要した人が多かったようです。5分ぎりぎりか、途中で時間切れになった人も多かったそうです。
途中で制限時間を迎えた人も、5分間で実施した内容が「50~55点」くらいの得点があれば大丈夫だとか。(例年、時間切れになった方もたくさん合格されているそうで、複雑な課題であれば40~50点でも合格できるようです。)
模範解答動画が分かりやすいと思われます。
・前半部分
01.コミュニケーション →挨拶ができたか
02.利用者の健康 →体調確認・トイレ確認ができたか
03.事前の説明と承諾 →目的説明・確認・承諾をしたか
04.外見(観)の変化を察知する観察→ボタンの掛け違いに気づいたか
05.残存能力の活用 →ボタンを遠藤さん自身が直したか
・中盤部分
06.事前の説明と承諾 →通路状況説明・介助方法相談
07.ボディメカニクスの活用 →身体介護(座位→立位)ふらつき確認
08.視覚障害者の歩行介助 →基本姿勢確認
09.視覚障害者の歩行介助 →安全な誘導・スピード・方向転換
10.ボディメカニクスの活用 →身体介護(立位→座位)安全に座れたか・姿勢の確認
・後半部分
11.事前の説明と承諾 →クロックポジションで説明してよいか?
12.食前の介助 →クロックポジションで献立の説明をしたか?
13.自立支援 →《意欲の促進》楽しい食事を演出できたか?
14.食前の介助 →位置確認方法は適当か?
15.食前の介助 →安全か(熱いもの・水・液体)?
考え方として
『視覚障害者の介護で優先すべき事項』が採点項目となっており、5分間で収まることがポイントとなります。
本来時間があれば、おしぼり・食前にのどを潤すといった介護が必要ですが、課題にも嚥下状態は触れられていません。おしぼりも場所さえ分かれば自分でできるので、採点項目には入っていません。
(けあサポより)
☀ミニテストの答え☀
1.えんげしょうがい
2.かくたん
3.かたまひ
4.こうしゅく
5.ごえん