花粉症のつらい季節になりましたね。
花粉症の方はすでに対策を練っておられることと思いますが・・・。
花粉症の発症は人間の体を守るための免疫機能が関係しています。
花粉症を悪化させないために、生活習慣に気を配ることは大切です。
花粉症予防ランキング トップ3
1.不足や過労を避け、しっかり休養をとる
2.栄養バランスのとれた食事をきちんととる
3.タバコやお酒はほどほどに
ここからは従業員の方へ
花粉症クイズの答え(コスモひろば10号より)
Q1.花粉症にならない人はいるの?
A1.体質による個人差はありますが、今は平気な人でも、この先かからないということはいえません。
発症する確率はそれまでに花粉を吸ってきた量が関係します。数年しか花粉を吸っていない子供と、20年間吸ってきた大人では、大人の方が発症しやすいといえるそうです。
Q2.スギ花粉症にかかりやすいのは男性?女性?
A2.女性が多い傾向にあるようです。
今や人口の20%とも30%近いともいわれる、日本の花粉症の発症率。男女別では女性の方が割合が高いという調査結果が報告されています。花粉症は親から継承する可能性がある、つまり遺伝性があると考えられていますが、遺伝的な見地からも、女性の発症率が高い原因はわかっていないようです。
一方で、発症時期の低年齢化は進んでいるとみられ、スギ花粉の増加、食習慣などの変化による免疫力の低下といった要因が考えられています。
Q3.薬による対策は早めがいいの?
A3.症状が出る前からの服用が効果的
花粉症用の点眼薬や飲み薬(抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬)は、症状が出る前から使い続けていくことが効果的な成分もあります。症状が出てから薬による治療を始めた場合よりも、症状が軽減し、治療期間も短くなったなどの効果が報告されています。
花粉が本格的に飛散する前(約2週間前)から服用を始めることで、ピーク時期のつらい症状の緩和を少なからず期待できそうです。
なお、使用の際には、添付文書をお確かめのうえ、不明な点は医師・薬剤師に相談しましょう。
Q4.花粉の飛散が特に多いのはどんな天候?
A4.前日に雨が降った、風の強い晴天の日
スギは、気温が高くなると開花して花粉を増産します。また、空気が乾燥した状態で花粉は舞いやすく、さらに風が強ければ広い範囲に飛散します。したがって気温の上昇と湿度の低下が同時に起きた日が最も危険。夜遅くや明け方に雨がやむと、気温が上昇し湿度が下がることがありますが、このような日は花粉が猛威をふるう可能性が高いです。
強風の日は、地面に吸収されなかった前日までの花粉も舞い上がるため、大量の飛散が発生します。
Q5.1日で最もスギ花粉が多く飛ぶ時間帯は?
A5.11~15時、17~20時
スギ花粉が多くなる時間帯はその日の気象条件や季節によって変わりますが、一般的にはお昼前後と日没前後に多くなるというデータがあります。
気温が上がって午前中にスギ林から飛び出した花粉が、数時間後に都市部に到達するため、まずお昼前後にピークを迎えます。さらに、上空を舞っていた花粉が地上に落下する、17~20時が第2のピークとなるようで、これらの時間帯の外出を避けられない場合はマスクや花粉メガネを活用するものおススメです。
Q6.プリーツ加工のマスク(花粉症対応タイプ)に表裏はあるの?
A6.『ノーズフィット』とプリーツの向きで確認を
まず、マスクと鼻を密着させるためのワイヤー状の「ノーズフィット」がある方が上になります。さらにノーズフィットを上に向けた状態でマスクの両面を見て、プリーツが下向きになる方が表面(外側)になります。
表面がプリーツ上向きの状態でマスクを装着してしまうとプリーツの中に花粉が溜まってしまい、外した瞬間に吸い込んでしまうことにもなりかねませんのでご注意を。
Q7.花粉症の症状改善が期待できる食べ物は?
A7.青魚、お茶や柑橘類、乳酸菌を含む食品など
青魚に多く含まれるDHAやEPAには、鼻炎症状を引き起こすヒスタミンなどの化学物質を抑える働きがあり、また甜茶や緑茶、柑橘類やイモ類などのポリフェノールを多く含む食品(カテキンはポリフェノールの一種)は、くしゃみや鼻炎などの症状を起こしている鼻の粘膜を修復・強化するといわれています。
他にも腸内の細菌バランスを改善して免疫力を高める働きのある乳酸菌食品として、ヨーグルト、ぬか漬け、味噌、醤油なども症状を緩和する効果が期待できます。
Q8.花粉症時期には摂取を控えたい食べ物は?
A8.一部の加工品や野菜、果物など
花粉が体内に入ると異物として抗体が反応し、ヒスタミンやセロトニンなどの物質を放出。それらの物質によって神経や粘膜が刺激されて、くしゃみ、鼻水などが出るのが花粉症の症状です。
トマト・ほうれん草・なす・タケノコなどはそのヒスタミンを、またバナナ・キウイ・パイナップルなどの果物はセロトニンを比較的多く含んでいますので、大量に摂取するのは避けた方が無難でしょう。また、ハム・ソーセージなど肉の加工品やインスタント食品も、過敏性を高める化学物質を含むことがあるため、控えめにした方がよいと考えられています。
さて、みなさんは何問正解したでしょうか?
今後はこのQ&Aを参考に花粉症対策されてみてはいかがでしょうか?