紫外線クイズの答え(コスモひろば11号より)
皆様以下に答えを載せさせて頂きます。
何問正解されたでしょうか?
Q1.ビタミンDを獲得するために太陽に当たる必要がある。
A1.×不正解です
週に2~3回、5~15分間、顔と手を日光にさらすだけで、身体に十分な量のビタミンDを作り出せます。また、きのこ、ミルク、マルチビタミンなどの食物はビタミンDの素晴らしい供給源です。
Q2.人は18歳までに、一生で浴びる全紫外線量の半分を浴びてしまう。
A2.○正解です
実は、日焼け止めが一番必要なのは子供です。外出をするときは日焼け止めを塗り、帽子をかぶらせましょう。特に子供は砂場などで長時間うつむくことが多いので、首の後ろを覆うような帽子があると安心です。
Q3.現在の母子手帳には「日光浴のすすめ」の記載がされていない。
A3.○正解です
「日光浴」のすすめは、1998年交付の母子手帳から削除され、「外気浴」という表示のみに変わりました。昭和30年以前は食料不足によりビタミンDが不足していたため、それを補う意味で日光浴をすすめていました。現代では、食べ物から十分なビタミンDが摂れます。それよりも日焼けを起こす皮膚障害の方が危険と認められています。
Q4.真夏のビーチで1時間、日常家事(洗濯物干し等)での1週間では紫外線量は同じくらい。
A4.○正解です
ほぼ同じといわれます。日常生活のパターンによって個人差はありますが、毎日の紫外線対策が大切です。
Q5.外出しなければ日焼けの心配はない。
A5.×不正解です
家の中にいても、紫外線は窓ガラスを通過して部屋の中に入ってきますので、日焼けは防げません。また、洗濯物を干したり、ゴミを捨てたり、と、日常的に外に出て紫外線を浴びる機会は以外と多いものです。
Q6.日焼けマシーン、日焼けサロンは安全。
A6.×不正解です
日焼けマシーンは太陽と同様の紫外線を含む光線を使用します。紫外線への露出の効果は、日焼けマシーンで激化します。日焼けマシーンの1時間は、日光にさらされて数時間を過ごすのと同じダメージを皮膚に与えます。
Q7.糖尿病の合併症としても起きる白内障は、紫外線の影響で起きる。
A7.△どちらとも言えません
紫外線量の多い地域では白内障になる人が多いことが分かっており、白内障の約20%は紫外線が原因との報告があります。
紫外線が眼の中に入ると角膜を透過し、水晶体で吸収されます。どのくらい紫外線を受けると白内障になるかは、正確な測定は難しいですが、有害なことは間違いないと指摘されています。少しずつとはいえ、紫外線による濁りが積み重なっていくと、年を取ってから白内障になってしまいます。
紫外線は、夏だけではなく、冬の雪の多い地域でも多いので、注意が必要です。
雪面の反射によって、目に有害な紫外線を浴びる恐れがあります。
Q8.黒いTシャツは紫外線を通しにくい。
A8.○正解です
黒いTシャツには太陽光を吸収、紫外線を跳ね返す性質があります。
ただ、UVカット加工されているものであれば、色による違いはないようです。
これから紫外線の強い季節が到来します。
上記を参考に対策をしっかりして下さいね。